『音の分割』について(補聴器の性能)

今回は、補聴器の機能についてです。

デジタル式補聴器の主な性能の一つの《音を分割して制御する》機能について

簡単に説明いたします。

音を分割するとは、音の高さ(周波数)によって分割することです。

メーカーにより分割する数を『チャンネル数』『バンド数』と表しており

分割する数が多いほどより細かな調整が可能になります。

ちなみに、人間が聞くことの出来る音の範囲は20?20000ヘルツといわれています。

この人間が聞く事の出来る範囲をチャンネル数に応じて分割し、

それぞれの音について処理をします。

処理の内容は、分割したチャンネル毎に小さい音は大きくしたり、大きな音は少しだけ

大きくすることでうるさくし過ぎ無いようにしたりします。

また、雑音のあるチャンネルだけを抑制し、不快な音を取り除いたりします。

正常な人間の耳はおよそ24チャンネルに相当するといわれています。

補聴器では、高性能な機種になるとチャンネル数は15前後となっております。

補聴器を選択する上でチャンネル数も一つの参考になります。

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